社会への貢献
山田商会のCSRの取組み
24.11.26COSMOS現場パトロール報告
みなさん、こんにちは。
11/26(火)に2024年度第二回目のCOSMOS現場パトロールを行いましたので、そのご報告をさせていただきます。
《第一現場:名古屋市熱田区 内管工事現場》
基礎工事が終わった後の、床下配管施工を見学しました。
翌日には床を張ってしまうため、この日が唯一作業可能な日となっており、迅速で正確な施工が求められます。
図面をしっかり確認しながら、次々と配管固定のための部品をビス止めし、CD管を通していきます。ベテラン工事士さんの無駄がなくスムーズな作業に目を見張りました。
現場の隣地では、別の新築物件の施工が進行しており、もう一方の隣地は一般のお客様の土地です。ご挨拶をし、失礼のないように気を付けないといけないなと気を引き締めながら、現場を見学しました。こちらの現場は作業場の土地が狭いため、作業時に越境しないように、また作業時のごみ等が隣地へ散らばらないように施工とはまた違った気配りが必要になります。
《第二現場:名古屋市東区 本管入れ替え工事》
入れ替え工事のうち、古い本管※を掘り出す作業を見学しました。※本管とは道路部分に並行して埋設されているガス管のこと
機材等の傷や不備が無いかの事前確認を行った後、ガスを止め、入れ替え部分の管を切り、重機で持ち上げて古いガス管を取り出します。ガス管自体が太く重いのに加え、重機での作業のため、重機災害にも細心の注意が必要です。
重機使用の際は声掛けが非常に大切で、声を出してコミュニケーションを取っていれば防ぐことができた労働災害もたくさんある、と施工にあたっていた工事士の方から教えていただきました。また、こちらの組では普段重機に乗らない人に座席に座ってもらい「どんなところが操縦者にとって死角となるのか」を体験することで重機災害の予防を行っているそうです。
作業中にも「このまま行って大丈夫か」「無理をするのはやめよう、いったんここで切断して持ち上げよう」等、しっかりと声を出し合いながら落ち着いて作業にあたっている様子が印象的でした。
《第三現場:名古屋市昭和区 内装工事》
株式会社オーヴァル建築設計事務所の手がける新築現場を見学しました。
オーヴァル建築設計事務所は2020年8月に設立された「企画」「設計」「施工」「保守・管理」に至るまで一貫して行う山田商会のグループ会社です。
こちらの現場はガス配管工事が終わり、壁紙・床材の施工に入っていました。これまではガス配管工事のみを見学していたため、より完成に近づいた現場を見ることができとても新鮮に感じました。
ガス工事のみの場合とは違い、実際に住まわれるお客様に直接向き合ってご要望を聞き理想の住まいを作り上げていく難しさも感じました。
【まとめ】
山田商会でも労働災害は毎年の課題となっており、現場見学を通して「安全を確保する」ということの難しさを痛感しています。
一言で安全といっても、作業従事者の安全、現場付近を通行されるお客様の安全、注意すべき点は多岐にわたります。
第二現場では、歩道を一部閉鎖して作業する現場で、通行する方に臨時歩道への迂回をお願いする看板を立てて注意喚起をしていました。その中で「安全のため、自転車は降りてください」という看板がありましたが、目に入りにくく、自転車に乗ったまま通行される方も見受けらました。確実に通行する方の目に留まるように工夫が必要だと感じました。
幸い、見学させていただいた現場で事故に遭遇することはありませんでしたが、声掛けをするということを積み重ねて、作業従事者、通行する方々の安全性を高めていくことが大事だと感じるパトロールとなりました。